この商品は現在購入できません。
平成元年に設立した青いサカナ団も創立32年目を迎え、新たな舞台作品を創り続けています。第37回目の公演となる本作は、青いサカナ団のオリジナルとしては第20作目に当たるオペラです。
本作のテーマはこのコロナの時代に於いて感じた思いをストレートに反映したものになっています。劇中で登場人物たちは新しいウィルスの脅威に怯えながら生きています。(劇中のウィルスは記憶を殺す病原体です。)その状況下で歌うことの難しさ、その価値について問い直すことが、この作品の主要テーマになのです。同時にこの作品では、ハードボイルドな探偵小説を舞台で再現することに挑戦しました。モデルにしているのはR.チャンドラーの「長いお別れ」です。そのミステリー仕立ての物語をフィルムノワール風なテイストを用いて、オペラとして仕上げた意欲作でもあります。