『ふれる社会学』トークイベント「『ふれない社会』にふれる」
Video will not be published (Available Period: until 6/14/2020 (Sun) 23:59 JST)
◎視聴について
料金:¥2.000
配信時間 16:30〜19:00(予定)
(応援投げ銭あり!無理のない範囲でお願い致します!)
※購入受付期間:6/7(日)まで
※アーカイブは、配信終了後、6/7(日)23:59まで視聴可能
※配信サービスの仕様上、放送の遅延などが発生する場合がございます。アーカイブは遅延なくご覧いただけますので予めご了承ください。
※配信内容を録画するなどして再配信する行為は禁止させて頂いております。
【登壇者】
ケイン樹里安、上原健太郎、栢木清吾、稲津秀樹、有國明弘
【ゲスト】(五十音順)
ヒトミ・クバーナ(ライター)、桑畑洋一郎(山口大学、医療社会学・社会病理学)
『ふれる社会学』(北樹出版)トークイベント第7弾。今回のテーマは「『ふれない社会』にふれる」です。
職場に通うことも、学校に通うことも、映画をみにいくことも、本を買いにいくことも、友人に会うことも、旅に出ることも、居酒屋で飲み会をすることも難しくなった。その一方で、在宅ワーク、営業時間の短縮、マスクやアクリル板越しのコミュニケーション、遠隔授業、オンライン飲み会など、これまでとは異なる、新しい生活のかたちが社会に根をおろしはじめている。こうした動きを「ポスト・コロナ時代」と呼び、新しい社会生活やコミュニケーションのあり方を模索する機運さえ高まりつつある。
このように、新型コロナウィルスの感染・拡大により、わたしたちの社会生活が大きく変わろうとしている。こうした大きな変動を経験するなかで、特定の仕事についている人たちに負担や困難が集中していることは明らかだ。たとえば生活用品を生産する工場労働者、それを届けるトラック運転手、その商品を売り渡すコンビニやスーパーの店員など、自粛要請期間であるにもかかわらず、仕事を休むことはできない。そしてその人たちの多くは、概して不安定な労働環境に置かれている。わたしたちの自粛生活は、こうした人びとの手によって、かろうじて維持されている。
他にも、さまざまな生活環境を背景にオンライン授業から取り残されていく子ども、支援給付金の受給範囲の狭さによって生活の困窮が予想される留学生、学びの場を奪われつつある外国にルーツを持つ子どもなど、やはり特定の人たちに負担や困難が集中している。
それでは、わたしたちの眼前にあるこうした社会の問題は、今回新しく浮上した問題なのだろうか。わたしたちの社会生活を支える人びとの労働環境の問題や、教育環境からはじき出されつつある子どもたちの問題は、新型コロナウィルスの感染・拡大が生み出した問題なのだろうか。今回のトークイベントでは、「ポスト・コロナ時代」と議論の軸を未来に向けるだけでなく、特定の人たちに負担や困難が集中する社会のあり方が以前から存在していたのではないか、という問題意識のもと、人びとのコミュニケーションのあり方が変わりつつある「ふれない社会」をテーマに、さまざまな視点から語り尽くします!